気が向いたので、
「新少林寺/SHAOLIN」観てみました。
もともと、私、少林寺系(?)の映画、好きなんですよね。
ジャッキーチェンさんが出演されているのも
観てみようと思った理由の一つです。
観てみた感想としましては・・
まず、音楽が好きです。キレイ。
ちょっと寂しげで、静かで、
アクション映画や、カンフー映画には合わなそうですが、
淡々としているけれど、ドラマテイックというか、
気持ちよく聞きながら映画を観ることができる感じ。
そして、ジャッキーチェンさん。
この作品の中では、特別出演にあたります。
いやぁ、お久しぶりです。って感じです。
私の頭の中では、いつまでたっても
「酔拳」とか「笑拳」が、ジャッキーチェンさんなのですが、
実年齢で考えると、けっこうないいお歳なわけですから、
新少林寺/SHAOLIN での 悟道(ごどう)役も、
そりゃそうですよね。
で、この作品の主役にあたる
アンディ・ラウさん。
役名で言うと、侯杰(こう・けつ)/のちに浄覚(じょうかく)。
はい。文句ありません。
私が少林寺系の映画が好きな理由の一つに、
少林寺拳法の動きがきれいである事なんですよね。
そんな風に感じるのは私だけなのでしょうか?
そして、一日や二日稽古したくらいでは、絶対にできない動き。
いまさらだけれど、
アンディ・ラウさんやジャッキーチェンさん
凄いよね。
侯杰(こう・けつ)の奥さん役、
顔夕(がんせき)を演じた、ファン・ビンビンさん。
はい。お美しいです。
清楚な奥様役で、結果的には幸せが薄い役なのですが、
合っている感じでした。
内容としてましては、
アンディ・ラウさん演じる侯杰(こう・けつ)が
傍若無人な軍人から、
少林寺の僧侶として出家するお話で、
少林寺も戦争に巻き込まれるわけですね。
これ、日本人は好きなお話かもですよ。
少林寺ってお寺ですから、戦うにしたって武器はないわけです。
せいぜい、名称はわかりませんが、長い棒 を振り回すくらい。
いくら修行で、精神的・肉体的に鍛錬していても、
戦う相手は、刀は振り回す、鉄砲も機関銃も持っている。
最後は、皆死んでしまえ、と大砲をぶっぱなすわけです。
勝てるわけはない。
勝つことはできない。と、わかっている闘いです。
作品の中で、侯杰(こう・けつ)が言います。
自分の役目は、
「曹蛮(そう・ばん)を改心させること」
曹蛮というのは、侯杰の元の部下なのです。
侯杰を裏切り、少林寺まで破壊・全滅させてしまいます。
ニコラス・ツェーさんが演じています。
改心させる事ができたのかどうかは、
映画・DVDをごらん下さい。
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本物の建物を破壊するわけにはいかないと思うので、
おそらく、セットなのでしょうが、
すごい規模のセットです。
破壊するシーンも、少林寺の僧侶のかたがたが
闘いにより、一人一人、命を落としていくシーンも
テイク1回でやらないとだし
大変だっただろうなぁ・・・と。
まるで、「太陽にほえろ」の刑事さんの殉職シーンのようでしたよ。
なんか、不思議な映画でしたねぇ。
ちゃんとしたアクションも、カンフーもあり、
時々笑えるようなコミカルなシーもあり、
でも最後は号泣する人もいる、っていうのも、わかるような。